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中古車が人気!
投稿者 editorfrj の 2012年1月1日アメリカでは中古車に乗る若者の数は日本に比べて圧倒的に多いのを日々感じます。わたしの友人たちの中で車を持っていないのはわたしだけなので1%以下、中古車派95%、新車派4%以下と言ったところでしょうか。日本では今まであまり人気のなかった中古車ですが、最近、その人気が日本でも高まってきているようです。中古カー用品市場の人気の高まりに合わせて、大手のアップガレージは2015年までに店舗数を全国250店舗に拡大することを目指しているのを始め、カー用品店最大手のオートバックスセブンは中古パーツ事業の強化に乗り出しています。いままでの経済に関するニュースはこちらからどうぞ。生活保護受給者数が過去最多に、ダイハツが新低燃費技術を発表
2015年には1050億円に拡大
2010年の中古カー用品の市場規模は約902億円だったのに対して、2012年には960億円、14年には1020億円、15年には1050億円に拡大すると業界では予測されています。
大手各社ではこの大きな市場拡大のチャンスを生かすために、フランチャイズチェーンを含めた経営環境の改善に取り組んできています。その目玉となるのが、中古パーツの仕入れ支援策です。これまで一般ユーザーからの買い取りがメーンだったのに対して、今後はディーラーや整備工場、中古車販売店、板金塗装工場など法人ルートも含めた新起の買い取りルートを本格的に開拓して行くようです。中古車をそのまま使うのには抵抗のある人でも、修理のためのパーツとして中古パーツを取り入れて行くのにはあまり抵抗がないように思われます。これからどんどん人気が出て行くのではないでしょうか。
オートバックス中古車専門の「オートバックスセコハン市場」
大手中古車ディラーのオートバックスセブンは今まで使用していた「オートバックス走り屋天国セコハン市場」の名称を親しみやすいように、短かくあらためることにしたようです。もちろんこの改名に伴って、その名称のみならず品揃えや店舗外観なども一新してさらなる客層の開拓に力をいれています。現在、店舗での品揃えはモータースポーツ関連商品を中心にしたものが多いため、自動車の中古部品というよりは、バイクを自分で改造するのがすきな一部のユーザー向けと言うイメージでしたが、今後は、タイヤやホイール、カーエレクトロニクスなどを主軸に変えて行くそうです。幅広い顧客層の取り込みに成功していくのではないでしょうか。現在は自分で車の修理をする人はあまり多くないですが、中古車パーツをこれらの店から購入して自分で修理やちょっとした改造を手軽に楽しむひとが増えていくと思われます。
中古パーツと新品パーツ、両方を取り扱う店も
一部の大手カー用品販売店ではすでに中古パーツと新品パーツを同一店舗で扱うようになってきており、ユーザーの希望に合わせて選択できる幅が広がってきています。節約志向の若者を中心に中古車パーツを選ぶ人はこれからどんどん増えて行くのではないでしょうか。わたしはマイカー自体を持っていないのですが、中古車は新人ドライバーの車デビューを気軽なものにしてくれる強い味方ですよね。今後、もっと大手カー用品店の中古車パーツ店が増えてきたら、それを取り入れる人も増えて、おしゃれな中古車にのる若者がおしゃれな古着好きの人たちのように一種のおしゃれ市民権を得るのも近いかもしれません。
少子高齢化や人口減少、若者の車離れなどカー用品業界を取り巻く環境はますます厳しくなっていますが、自動車業界は様々なアイディアで市場の拡大を狙っています。2012年、中古車業界から目が離せません。
ネット上での中古車に対する意見を集めてみました
全体的にはまだあまり中古車に対してよいイメージがないようですが、これからどう変わって行くのかに注目です。
- エコを言うなら、車に乗らないのが一番。節約にもなっていい。節約節約
- いくら安くても、必要ないものは買わないのが一番だ!!
- 消費者の節約志向よりもどこの誰が使ったか分からんような物を使える人は少ないと思うよ。
- 盗品は買わないようにしませう。
- もっと言うなら人口が減れば、かなりのエコだよな。親にとっても養育費が増えずに済む。税金の支出が減る。まあ、将来的には税収の方が減るんだろうが。買え控えがエコにはなるが、経済にはマイナスになるようなもんだな。
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